郷家友太(ヴィッセル神戸)

「高校ナンバーワン」の肩書きを背負って青森山田高から加入した郷家。

前線にタレントが揃う神戸で出場機会を掴むのは難しいと思われたが、開幕前のキャンプでアピールに成功し、紅白戦では主力組に入ることもあった。

開幕直前に体調を崩したものの、リーグ戦デビューとなった4節のセレッソ大阪戦では交代される89分まで攻守において存在感を発揮し、チームの初勝利に貢献した。

その後は世代別代表の活動にも参加しながら、リーグ戦でスタメン出場の機会を積み重ねた。高卒1年目でアンドレス・イニエスタやルーカス・ポドルスキらの隣でプレーするという夢のような環境のおかげで、日々成長を続けている。

特にポドルスキとの右サイドの連携は入れ替わりが激しく要求も非常に高いが、そのタスクを難無くこなしてしまうところにポテンシャルの高さを感じる。

来シーズンはダビド・ビジャや山口蛍らの加入でさらに層が厚くなる中盤において、どのように存在感を示すのか期待である。