河面旺成(大宮アルディージャ)
作陽高等学校から明治大学に進学し2016シーズンに大宮へ特別指定、卒業後の2017シーズンに正式に加入した。同シーズンのリーグ戦出場はわずか1試合であったが、今季は大ブレイクし38試合0得点と左サイドバックのレギュラーを獲得した。
河面の良さは非常に“渋い”ことだ。往年のイタリア人サイドバックを思わせるような適格で堅実な守備がまず第一にあり、ボールを奪った後は左足のキックで後方支援する。攻撃参加も勿論できるのであるがマテウスや茨田のサポートを行い、試合中に3バックになった時にはストッパーとして役割をこなした。
31日には一般女性との入籍を発表。一つ上の男になった姿を来シーズンは見たいところだ。
栗山直樹(モンテディオ山形)
守備に定評のあったモンテディオ山形であったがそのDFリーダーは意外な男であった。
専修大学では4年時に前十字靭帯断裂をし試合出場がままならない状態の中でジェフ千葉入りが決定、Jリーガーとなった。
だが、プロ入り後も怪我に苦しみ2017シーズンまでのJ2通算成績は33試合3ゴール。それが今季だけで36試合3ゴールと大輪の花を咲かせた格好だ。
ヘディングの強さに加えクレバーな読みを兼ね備える。決して大柄ではなくスピードや足技があるわけではないが、堅実で謙虚、確実な働きを見せることができる。『Football Lab』による守備ポイントでは1位に輝いた。