9:ウミド・イブラヒミ

アズムンが最前線の柱なら、イブラヒミは中盤の配給役だ。カルロス・ケイロス監督に寵愛されるプレーメーカーは、アンカーとしても、2ボランチでも、インサイドハーフでも、攻撃的MFでも機能する。

決して体格には優れていないものの、高いテクニックとパスセンスを持ち、運動量もある。サウジアラビアにおける14番アティーフのように、彼からの供給を断つことは重要だ。

あまり得意ではなかった守備も改善されてきているが、今でもディフェンス重視の際に彼が1枚のボランチを務めることは少ない。

イブラヒミがどう使われるかという点は、ケイロス監督がその試合でどのようにプレーしたいかという意思を示すものにもなっている。