環境に恵まれている
中島翔哉には年350万ユーロの給与が支払われると言われており、資金的には非常に恵まれているカタール。同時に、備えている施設も世界有数のレベルだ。
欧州の中堅クラブと比べればあまりにも充実している。それは怪我をした際のケア、これから上を目指すためのトレーニングにおいて非常に重要なものになるだろう。国立の選手育成機関であるアスパイア・アカデミーは、様々なクラブがキャンプをするために欧州から足を運んでくる場所だ。
怪我によってキャリアを停滞させてしまう選手は多い。もちろんアル・ドゥハイルでも、先日ナム・テヒが重大な故障を負って長期離脱を余儀なくされており、だからこそ中島翔哉を獲得したいと考えているのだろうが…。
ただ、欧州のクラブでは常に激しい競争を強いられ、井手口陽介のように早期復帰からの再発をする可能性もある。カタールならば十分に休息を取れる余裕もある。
恵まれすぎてハングリーさを失う選手は少なくはない。特にブラジル人選手は馴染んでしまう傾向があるが、生粋のサッカー小僧である中島翔哉がそうなる心配はないだろう。