━━最近は自分で動く選手も増えてきましたよね。「誰かに頼るぐらいなら自分で調べて動こう」みたいな考えを持っている。

そういう動きが選手もしやすくなっていっていると思います。

僕がアジアへの移籍を考えていた頃は情報すらも手に入らなくて、ダンさんの「道場破り」ぐらいしか話題に出なかったですからね(笑)

その点、今は非常に選手も動きやすくなったと思います。Facebook上で人脈は広がっていきます。「最近、このエージェントと知り合ったけど、別のエージェントの知り合いだった」とかが起こるような意外と狭い世界なんですが(笑)

自分の場合は、ラオスに行くタイミングでなるべく代理人を介さずに自力で話を進めていく方法に挑戦しましたが、けっこう海外ではそういう選手も多く、自分でプレゼン動画を作ってクラブに送るような選手もいますよ。

結果的にこの方法を使ってラオスでチームを探すことができましたが、クラブとの契約交渉なんかも駆け引きを楽しみながらやれましたし、面白い経験ができました。

まぁ、当時あのクラブは僕が在籍している間だけで、5、60人の選手が入れ替わるぐらい特殊な状況だったので、もしかしたら、入り易かったのかもしれませんが(笑)

━━俗に言う、「オーナーの気分で方針が変わるクラブ」というやつですね(笑)

そうです、そうです(笑)

ただ、僕の場合は居心地は良かったですね。気に入ってもらえたのか、契約更新の話も頂き、結果的には一年半プレーしました。

━━東南アジアのクラブで複数シーズンに渡ってのプレーってすごいことなんじゃ?

たしかに言われてみると、そうかもしれません(笑)

「一部に上がった瞬間、全員クビ」みたいな謎のクラブが普通にいる地域ですからね(笑)

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