日本代表FW武藤嘉紀が所属するニューカッスル。ラファエル・ベニテス監督が率いる同チームは13位にまで順位を上げてきた。
そのなかで、MFアイザック・ヘイデンは10試合連続でスタメン出場するなど存在感を見せている。
23歳の彼はアーセナルのアカデミーで育成され、ガナーズ下部ではキャプテンも務めた選手だ。
ただ、昨夏にも今年1月にもニューカッスルからの退団を希望していた。だが、チームが代役を獲得できなかったために残留。
『The Times』によれば、その理由について「お金ではない。娘の成長を見守るためにニューカッスルを去りたい」と語ったという。婚約者のローレンさんと娘のアドリアーナちゃんのそばにいたいという希望を吐露したそう。
アイザック・ヘイデン(ニューカッスルMF)
「娘の誕生、そしてそれに至るまでの全てのことは非常にトラウマ的なものだった。
それがどういうものだったか知っている人は多くない。
僕のフィアンセは妊娠中の期間ずっと、つまり9か月間、とてもとても体調が悪かった。
アドリアーナは6週間も早産で産まれ、彼女は新生児集中治療を受けた。
呼吸と体温調節に問題を抱えていたんだ。彼女はロンドンのポートランド病院にいた」
「その全てが起きている最中にフットボールをプレーしようとすることは困難だった。
彼女は今では大丈夫だけど、まだ多くのことが残っている。チェックしたりね。
僕らは彼女が特別に必要となる(治療?)のために同じ病院を使いたい。
彼女たちは定期的に僕に会いにきてくれる。でも、僕は娘のために落ち着いて幸せな家庭環境が持てる場所にいたい。移動が多過ぎないところに。
ローレンは僕のために数えきれないほどのことをしてくれた。子供を持つために多くのことを諦めた。
彼女はハッピーになれる場所、家族に近い場所、病院に近い場所にいるのがふさわしい」
ニューカッスル・アポン・タインからロンドンまでは450km以上離れている。