今週行われたUEFAチャンピオンズリーグで物議を醸したVAR。

そのひとつがPSG対マンチェスター・ユナイテッド戦でもあった。後半アディショナルタイム、ハンドがあったとしてユナイテッドにPKが与えられたシーンだ。

 

そうした中、英紙『Independent』では「PSG対ユナイテッド戦のPK論争はハンドがVARの“アキレス腱”だということを証明した」と伝えた。その内容をざっくりとまとめる。

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限定された状況下での事実を確定されるのみに使われるため、VARでのリプレイは簡単にジャッジできるだろうと考えられていた。

証拠は明らかであり、ジャッジは客観的なものになるだろうと。だが、ハンドを巡るジャッジはそうはなっていない。

本来の「意図的なハンド」とは異なる基準に即しているように見える。

「意図的なハンド」はフットボールのルールにおいて、常に注目されてきた。主観的な解釈が必要とされる領域だからだ。

(規定が)満足いくものだったことは一度もなく、IFAB(国際サッカー評議会)は将来的にルール変更をしようとしている。

IFABは攻撃側の意図についての言及部分を削除したがっており、そうなれば偶然のハンドによるゴールは認められなくなるだろう。

それはハンドを主観的なものから客観的なものに移行することに役立つかもしれない。“自然なシルエット”というワードも出てきたが、それでもまだ意図的なハンドの解釈はグレーな領域のままだ。

レフェリーがVARを参考にする際、不可避なものがある。意図は分からなくても、接触は分かるのだ。

ハンドのジャッジをコマ送りで精査している限り、通常の流れのなかよりも常に意図的に見えるだろう。

ファンからの期待を置き去りにして、彼らは試合を歪め続けるはず。なぜなら、速い動作とスローは違って見えるという事実に気付いていないからだ。

もし運営側がこれに対応できず、よりフェアな基準をディフェンダーに適用できなければ、おかしいと感じるこういったPKをVARは与え続けることだろう。


意図的かどうかをジャッジする側の主観で判断しなければいけない点が難しいということだろうか。