オランダ・エールディビジのアヤックスは、「フットボールディレクターのマルク・オフェルマルス氏と契約を延長した」と公式発表した。

かつてアヤックスやアーセナル、バルセロナなどでプレーしたことで知られる名ウインガーのオフェルマルス氏。

2004年に若くして現役を引退した後、古巣ゴー・アヘッド・イーグルスの株主となってフロント入り。会長を務めた後2008-09シーズンには1年間現役に復帰していた。

そして2009年には再び現役を離れ、2011年からはアヤックスの下部組織で指導者としてのキャリアをスタート。そして2012年からはフットボールディレクターとしてクラブ全体の各カテゴリを統括、管理している。

育成の点でアヤックスが大きな成功を収めたことから、オフェルマルスの手腕にも高い評価が与えられており、夏にはアーセナルが彼を引き抜くのではないかと伝えられていた。

しかし、今回アヤックスはオフェルマルス氏との契約を2024年6月30日まで更新したことを発表。アーセナルへの移動はないことを強調した。

アーセナルは今年に入ってチーフスカウトのスヴェン・ミスリンタット氏を解雇したが、その後任がまだ見つかっていない。

その最有力候補と言われていたモンチ氏は、ローマを退任後セビージャに復帰することが決まっており、アーセナルからの誘いを断ったことを明かしている。

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さらに今回OBのオーフェルマルス氏にもそっぽを向かれた形となり、アーセナルにとっては頭の痛い事態になっているようだ。

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