■理由その1:助っ人たちのハイパフォーマンス

ここまでの好調を支えているのが、ジョー、G・シャビエル、シミッチら助っ人たちの活躍だ。

まずは、リーグ戦8試合で4ゴールを挙げているジョーだ。

来日1年目の昨季に24ゴールを決めて得点王に輝いた背番号7は今季もエースとして君臨。7節の横浜F・マリノス戦、8節のジュビロ磐田戦と2試合連続で得点をマークし、量産への期待が膨らんでいる。別格のキープ力とポストプレーは脅威そのもので、ポゼッションサッカーの仕上げ役としても欠かせない存在だ。

また、中盤右サイドもしくは2トップの一角としてプレーするG・シャビエルは、極上のテクニックで攻撃を牽引。今季も期待にたがわぬパフォーマンスを見せている。

昨季以上にフィニッシュへの意識が高まり、ここまで3ゴールを記録。すでに昨季の半分に到達しており、このペースでいけば2桁ゴールに届きそうだ。

そして、ダブルボランチの一角に定着したシミッチは、いまやJリーグ最高の司令塔と言っても過言ではない。文字通りの正確無比なパスと豊富なアイデアが最大の売りで、瞬く間にチームへフィットした。

ポゼッションの核であり、今後は対戦相手の密着マークが予想される。警戒が強まる中でも現在と同様の配球を見せられるか。背番号8の出来がチームの白星に直結するだろう。