この夏の移籍市場でエデン・アザールや久保建英らを獲得しているレアル・マドリー。
フランクフルトからは、6000万ユーロ(73億円)でセルビア代表FWルカ・ヨヴィッチも引き抜いた。
昨季は長谷部誠ともプレーした彼は21歳のストライカーだ。『The Players' Tribune』で、古巣フランクフルトについてこう語った。
ルカ・ヨヴィッチ
「フランクフルトのことはずっと愛すだろうね。
なぜなら、金や高価な選手たちのクラブではなかったからさ。その代わりにサポーターとの信じられない一体感があった。
(その熱狂度はかつての古巣)レッド・スターを大いに感じさせてくれたね。
フランクフルトでは一生付き合っていく友人もたくさんできた」
「唯一の後悔はチェルシーとのUEFAヨーロッパリーグ準決勝だ。
サッカー選手として、悲しくて泣いたのはあの一度きりかもしれない。
PKで負けた直後だけじゃなかった。僕らがピッチを去る時、最前列のフランクフルトのサポーターたちは泣きながら僕らの歌を歌っていた。負けてしまったにもかかわらずね。
負けても応援してくれるファンのもとでプレーするのはこれまでになかった経験だった。
フットボール界で稀なことだ。
フランクフルトを去るのは悲しかった。このクラブが僕のキャリアを変えてくれたからね」
「レアル・マドリーに行くのはとても興奮するよ。
でも、フランクフルトのクラブとサポーターにもう一度感謝したい。この2年間、まるで自宅みたいに感じさせてくれたことにね」
欧州屈指の熱狂度を誇るフランクフルトサポーター。ヨヴィッチも彼らのサポートに感激していたようだ。