J2・京都サンガの中田一三監督がJリーグの決定に対する憤りを露わにした。

中田監督が言及したのは前日、Jリーグからリーグ2試合のベンチ入り停止処分を受けたV・ファーレン長崎の手倉森誠監督について。

手倉森監督は2-3で敗れた10日のFC琉球戦後、試合中の判定について「あれをPK取れないのならJリーグの審判はおかしい。前日に審判が変わっているんですよ。それでこのミスジャッジだったら最悪だね」などと発言した。

Jリーグはこれを問題視。規律委員会で確認した結果、同監督の発言が「審判員に対する侮辱または公然の名誉毀損行為」に該当すると判断、17日の第28節柏レイソル戦、24日の第29節レノファ山口戦でベンチ入り停止処分とした。

京都の中田監督はこの決定に対し、自身のSNSでこのように綴った。

冒頭、「同情して止まない 同業者としてこれは同情せずにはいられない」と書き出した中田監督。

判定の場面とインタビューを確認したうえで「PKかは判断は難しいがノーファールの判断には疑問しかない」とし、「(手倉森監督の発言が)審判に対する侮辱や名誉毀損行為なのか?日本サッカーに対する危機感を監督は公然と表現できないのか?」とJリーグが下した処分に対して憤りを綴った。

さらに中田監督は「監督も審判も演者」で「仲間競技レベルを向上させ観る人を愉しませる仲間」とし、「より良いプロサッカーのエンタメの世界を作る為には日頃からもっとコミュニケーションを取った方が良い思う」と提言。最後に「我々は敵ではないのだから」と締めくくった。

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