J2・京都サンガの中田一三監督がJリーグの決定に対する憤りを露わにした。
中田監督が言及したのは前日、Jリーグからリーグ2試合のベンチ入り停止処分を受けたV・ファーレン長崎の手倉森誠監督について。
手倉森監督は2-3で敗れた10日のFC琉球戦後、試合中の判定について「あれをPK取れないのならJリーグの審判はおかしい。前日に審判が変わっているんですよ。それでこのミスジャッジだったら最悪だね」などと発言した。
Jリーグはこれを問題視。規律委員会で確認した結果、同監督の発言が「審判員に対する侮辱または公然の名誉毀損行為」に該当すると判断、17日の第28節柏レイソル戦、24日の第29節レノファ山口戦でベンチ入り停止処分とした。
京都の中田監督はこの決定に対し、自身のSNSでこのように綴った。
同情して止まない
同業者としてこれは同情せずにはいられない
テグさんがミスジャッジと示すシーンとインタビューを確認したが…PKかは判断は難しいがノーファールの判断には疑問しかない
これが審判に対する侮辱や名誉毀損行為なのか?
日本サッカーに対する危機感を監督は公然と表現できないのか? pic.twitter.com/s36QvXR9PI
— 中田一三 #Ichizo.Nakata☝️🧐✨ (@NAKATA_ICHIZO) August 16, 2019
監督も審判も演者で仲間
競技レベルを向上させ観る人を愉しませる仲間
勝敗に関わる忖度はあるはずもないが
より良いプロサッカーのエンタメの世界を作る為には
日頃からもっとコミュニケーションを取った方が良い思う
日本サッカーをより良くしたい気持ちは同じ
我々は敵ではないのだから
— 中田一三 #Ichizo.Nakata☝️🧐✨ (@NAKATA_ICHIZO) August 16, 2019
冒頭、「同情して止まない 同業者としてこれは同情せずにはいられない」と書き出した中田監督。
判定の場面とインタビューを確認したうえで「PKかは判断は難しいがノーファールの判断には疑問しかない」とし、「(手倉森監督の発言が)審判に対する侮辱や名誉毀損行為なのか?日本サッカーに対する危機感を監督は公然と表現できないのか?」とJリーグが下した処分に対して憤りを綴った。
さらに中田監督は「監督も審判も演者」で「仲間競技レベルを向上させ観る人を愉しませる仲間」とし、「より良いプロサッカーのエンタメの世界を作る為には日頃からもっとコミュニケーションを取った方が良い思う」と提言。最後に「我々は敵ではないのだから」と締めくくった。