『BBC』

「では、シティとリヴァプールは戦術的ファウルのエキスパートなのか。

必ずしもそうとはいえない。両チームともにどこでボールを失ってもハイプレッシャーを身上としているからだ。

では、ボールを失ってから最も速くファウルしてくるチームはどこか。

昨季、シティはボールロストしてから平均8.3秒でファウルをしていた。これ以上に速いのは、アーセナル(8.2秒)だけだ。

これはシティがポゼッションを失った後にすぐにファウルするという主張を裏付けるものかもしれない。

だが、リヴァプールも全く同じ平均8.3秒でファウルしている(エヴァートンも同率)。

2017-18シーズンまで遡ると、シティはボールロスト後平均7.6秒でファウルしており、この時もリーグで2番目に速かった。そして、リヴァプールも3番目に速い平均8.3秒。

シティは戦術的ファウラーを完遂しているように思える。だが、リヴァプールも同等であり、シティのみを指摘するのはアンフェアだ。

では、なぜシティが最大の反則者として認識されているのか。

シティのドキュメンタリー番組で、コーチのミケル・アルテタが「攻守が入れ替わったらファウルしろ」と選手に伝えていたという事実がある。

だが、パット・ネヴィンも指摘するように、シティは前線に配置する選手の数が多いだけに戦術的ファウがより露骨に見えうる。

ネヴィンはこうも言っている。「(シティは)ルールを最大限に活用している。これをやらないチームを私は知らない。もし2人対4人の局面でファウルをしなかったら、監督は激怒するだろう。本能的かつ直感的なものだ」。

ただ、昨季のシティは1試合の平均ファウル数が8.63だったが、今季は2試合で27に倍増。

リヴァプールは1試合平均7.5回で、シティの平均13.5回を上回っているのは、昇格組のシェフィールド・ユナイテッドだけだ」

今季のシティはファウル王になるのか。今後の戦いに注目だ。

第3節でシティはボーンマスと、リヴァプールはアーセナルと対戦する。

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