今年1月にナントからカーディフ・シティに移籍することが決まったアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラ。
ところがウェールズへと移動する途中で飛行機が墜落し、チャンネル諸島付近の海域で逝去してしまった。
問題となっているのは彼の取引によって発生した移籍金1500万ポンド(およそ21.8億円)だ。
カーディフはその支払を拒否していたが、ナント側は契約が有効だとしてFIFAに訴えを起こしていた。
FIFAはそれを受けて9月に判決を下し、カーディフには移籍金の一部となる530万ポンド(およそ7.7億円)を支払うことを命じた。
しかし『BBC』によればまだカーディフはこの裁定に納得しておらず、スポーツ仲裁裁判所への控訴を準備しているとのこと。
カーディフ側としては契約した時点ではまだ保有選手ではなかったという主張をしており、移籍金の支払い義務はないと考えているという。
また、事故を起こした飛行機を予約したのはカーディフ側ではないため、その責任はないという立場を明らかにしている。
ただ、もしこの移籍金支払いを拒否した場合、FIFAがカーディフに対して「3回の移籍ウィンドウでの新規選手登録禁止」という厳しい処分を言い渡す可能性があるとも伝えられている。