サッカーゲームでは最初、架空のサッカーチームを使い一から育てていくことがある。そのメンバーは現実のサッカー選手に比べたら弱いことが多いが、弱い時期の自身のチームを盛り上げそしてクラブの成長の礎になってくれる。

単なる捨て駒止まりではなく能力や容姿が個性的で表情豊かな顔を見せてくれるものもいただろう。今回は僕らがサッカーゲームで愛用した思い出に残る「架空サッカー選手」をピックアップしよう。

河本鬼茂(サカつくシリーズ)

弱いという印象が多い架空選手の中で「最強」を地で行くのが河本鬼茂だ。

サカつくの架空選手は決して弱くない。GKの癖にFWができてしまう「点取り屋GK」の異名を持つ屋村謙太郎、「鉄の片桐」の異名を持ち最近のシリーズでは高いユーティリティー性を持つ片桐誠など個性的で中二病心をくすぐる異名はついつい選手に愛着をいだかせる。

特にサカつくシリーズはゲームハードの性能が高い頃から選手数が多く、攻略本の厚みは広辞苑なみ。その中にみっしりと選手データが掲載されていたわけだが、その中で架空選手なのに常にランク最強だったのが河本鬼茂だ。

現在スマートフォンでプレーできる『サカつくRTW』では事前登録キャンペーンで(ルーキー)というカードが、その後“星5”のカードが3枚無料配布された。

元日本代表の釜本邦茂氏をモデルにしたと思われる絶対的なストライカーで、出身地は京都府というのも実は一緒である。