バーチャット(PES、ウイニングイレブンシリーズ)

ウイニングイレブンシリーズに初めてマスターリーグが搭載された頃、僕らは狂ったようにみんなマスターリーグで最強チームを育てようとした。

ただ、デフォルトのチームは弱くとても良いメンバーとは言えなかった。CPU相手に苦戦しながらも少しずつ強くなっていくチームで愛着のあるメンバーがでてきた。

ベテランで守備能力は高いがスタミナやスピードに欠けるセンターバックのフォルネンダー、司令塔のミナンダ、フォワードのカストロ、ホイレンスといった名前は今も覚えている。

中には架空選手をもとにしたオリジナルストーリーや自分のマスターリーグ成長記を小説にまとめるものもいたぐらいだ。


その中でユーザーに最もインパクトを与えたのがオーストラリア人ウィングのバーチャットだろう。何せスピードの値が作品によっては90と非常に高く、当時はスピード値が重要視されるゲーム性であったため縦へ突破できるのは大きなアドバンテージだったからだ。

はっきりいって足元はお粗末だったが、ピッチを駆け巡りフォワードに決定的なクロスを供給した。それをカストロやホイレンスが外すことも多かったのだが…。