無観客のスタジアムに夢の段ボールサポーターが出現!
サポーター不在の殺風景なスタジアムにおどろきのアプローチで彩ろうとしているのが、J1鳥栖・J1大分・J2新潟の3チームだ。 そのアイデアは、サポーターの顔写真を貼り付けた段ボール紙をスタジアムに配置するというもの。
サガン鳥栖は、オフィシャルスポンサーの株式会社サガシキと段ボールサポーター『砂段ティーノ(ハコデサポーター)』を共同開発。
同商品は、高さ70cm、幅40cmで、価格は一体3500円(税込)で6月25日まで販売。特設Webサイトにアクセスし、自撮り写真をWeb上から送付すると、それが耐水の段ボールに添付され『砂段ティーノ』として命が吹き込まれる仕組みとなっている。
大分トリニータは、1試合あたり2400万円にものぼる入場料収入の損失をクラウドファンディングでまかなおうと段ボールサポーターによる支援金を募集。サービスに応じて一体2000円から7500円の価格帯で6月24日まで販売を実施した。ホームゲーム当日にどんな景色になるのか楽しみだ。なお、7月から第二弾の展開も予定されているのでサポーターは要チェックだ。
アルビレックス新潟は、撥水加工をほどこした人形ダンボール『アルボールくん』を地元企業と共同開発。
使用後にハンガーとしても再利用可能なポリバレントな『アルボールくん』の価格はおどろきの1500円(税込)。 初回の制作数は4000体で6月30日(火)23:59まで申し込み可能。購入の際に写真やイラストをメール送信することで完成する仕組みだ。 サポーターはぜひチェックしてみて欲しい。
こうした段ボールサポーターは写真で見ると滑稽に思えるかもしれないが実際には選手にとっても大事なことだ。コロナ後に一番先に再開したブンデスリーガではホームチームの勝率が落ち、ホームアドバンテージが少なっていることを指摘されている。サポーターの顔だけでもせめて届けることができればきっとチームの力になるはずだ。