かつてレアル・マドリーとスペイン代表の守護神に君臨したイケル・カシージャスが正式に現役引退を発表した。
レアルでは聖イケルと呼ばれるなど絶対的存在だったが、ジョゼ・モウリーニョ監督とは衝突。守護神だったはずが一時は干される経験もした。
そのモウリーニョは『AS』で引退したカシージャスへの思いをこのように語っている。
ジョゼ・モウリーニョ
「彼の知性と成熟は我々が常に互いをリスペクトしてきたことを意味していた。数年後にはよき友になれるとさえね。
彼は偉大なGKであり、偉大な男だ。レアル・マドリー史上、スペイン史上、サッカー史上最も偉大なGKのひとりでもある。
彼とともに我々は全ての記録を打ち破ってリーガ優勝を果たした。
私が下した決断により、我々には難しい瞬間もあった。
他の選手をゴールに据えるというあの決断はパーソナルなものではなく、プロとしての決断だった」
モウリーニョはカシージャスが心臓発作で倒れた時にもメッセージを送っており、すでに関係性は修復されているようだ。
レアルはレジェンドの引退を受けて、カシージャスの神動画を作成。特に後半途中から出場した2002年のCL決勝での鬼セーブからの涙(以下動画1分37秒~)は感動的だ。
当時はまだ21歳という若さだったのだが、これはまさに神…。
引退したカシージャスはレアルに戻りアドバイザー的な立場に就くと見られている。