エヴァートンで守護神を務めているジョーダン・ピックフォード。最近はミスの多さやセーブ率の低さが目につくようになり、そのパフォーマンスが批判されている。

そして今回スウォンジーとイングランド代表でGKコーチを務めているマーティン・マーゲットソン氏が『Sky』の番組に出演。

なんとテレビでピックフォードのトッテナム戦、そして代表でのデンマーク戦を分析し、何が技術的なエラーだったのかを解説したという。

マーティン・マーゲットソン

「彼の最終的なセットポジションを見ると、ほとんど90度に膝を曲げている。そして手が低くなりすぎている。

手の位置はGKとしての成功への絶対的な鍵だ。それは体の中で最も早く反応できるものだからだ。

手が低すぎたらどうなるか?つまり相手は頭の上にボールを蹴ってくる。手はそこまで距離があるから止められない。

膝の曲がりが大きすぎるため、彼の手はほとんど足首の近くにあった。もっと高い場所からスタートすれば、セービングはもっと簡単だろう。

ピックフォードのようなレベルに到達したときには、そのような細かいことや最終的なポジションが勝敗を分ける。

また、デンマーク戦での彼は左手と右手が対称的になっていなかった。

彼の左手は右手よりも低くなっている。繰り返しになるが、彼は素晴らしいセービングをすることができるが、手が対称になっていればさらに容易になる。

手のポジションについても細かく見て、連動させる。私は常に手を視界に入れておけと指導するが、それは自分の動きを脳が認識しやすくなるからだ」