UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ最終戦、PSG対イスタンブルBB(トルコ)戦で前代未聞の事態が起きた。
前半20分過ぎにイスタンブルBBの選手たちがピッチを去ってロッカールームに下がると、PSGもそれに続いたのだ。
第4審判が人種差別的な発言をしたとされており、それに対する抗議として選手たちはピッチを去った。
主審から退席処分を言い渡されたイスタンブルBBのアシスタントコーチであるピエール・ウェボ(元カメルーン代表FW)が、その直後から第4審判に対して「なぜネグロと言った!」と怒りを訴え続けていた。
そうしたなか、トルコのエルドアン大統領がSNS上でこのようなメッセージを出した。
レジェップ・タイイップ・エルドアン(トルコ大統領)
「イスタンブルBBのチームスタッフであるピエール・ウェボに対する人種差別発言を強く非難する。
UEFAが必要な措置を講じることを信じている。
我々はスポーツや生活のあらゆる分野における人種差別や不公平な扱いに絶対的に反対する」
#No to racismとのハッシュタグをつけたこのツイートは2万以上のリツイートがされている。
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なお、イスタンブールで市長を務めたことがあるエルドアン大統領はかつて「バシャクシェヒルは私が市長だった時代に設立したチームだ」とも述べたことがある(実際にはクラブ創設は1990年、エルドアン氏が市長だったのは1994~1998年)。
なお、中断された試合は明日に延期され、試合途中から再開される可能性がある。なお、PSGは決勝トーナメント進出、イスタンブルBBは敗退がすでに決まっている。