――来年WEリーグも設立されますが、吉野さんから見てプロ化はどう思いますか?
まずは「3年続いてくれたらいいな」と思います。選手たちがプロになって、どう意識を変えていけるのかというのが楽しみではあります。
やっぱり二極化されると思うんですね。本当のプロフェッショナルで行ける子と、そこに付いていけない子と。これをどれだけ止められるかというのが重要になってくるんじゃないかなと思いますね。発展をするにあたって。
――女子サッカーを男子と同じくらい魅力をもたせるために何をアピールすればいいと思いますか?
男子サッカーと切り離して考えたほうがいいと思っています。他のエンターテインメントとして売り出すほうがいいんじゃないかと感じているというのが一つありますね。
それを具体的にどうするかというのは、これから自分がどんどんアイデアを出しながらやっていきたいと思っているんですけども。男子と一緒にしてしまうと、競技力では絶対に負けてしまうので。
――クラブ創設、これからのタイムスケジュールはどのように計画していますか?
まずは…隠すことではないのでいいますけど、3年後になでしこリーグ参入、5年後にWEリーグ参入です。
――最速ですね!できるだけスピード感持って上がっていけると盛り上がりますしね。いわきFCのように。
盛り上がりますし、私も飽き性なので(笑)頑張って最短で。そのためにはスポンサーさんやお金が必要なので頑張ります。
――最後に、吉野有香さんから注目してくださっている方にメッセージを。
皆様、吉野有香です。日本の女子サッカーに新しい風を吹き込むために生まれてきたと思っているので、頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします!
(※インタビューは1月16日のFMおとくに「アトリエSumikaフットボールラウンジ」で放送されたものです)
取材の翌日にはつくばのトライアウトへと趣き、選手にクラブのビジョンを示したメッセージを配ったという吉野有香さん。
本日選手にこちらを配らせていただきました
募集要項…たくさん考えたのですが、やっぱりなによりもゼロ→イチに興味があり、共に歩み共に成長してくれる、そんな人に響くものを作りたかった。
わかりにくいかも知れんけど、想いやビジョンに共感して欲しい。そんな想いです。#リアル女子サカつく pic.twitter.com/8qYXoavVp7
— ゆかサル社長⚽️女子サカつく (@yukachin_next) January 17, 2021
WEリーグも創設され、新たな地平を迎えることになる女子サッカー。吉野有香さんが設立する新しいチームがそこでどのような存在感を見せるのか。これからもその動向を追っていきたい。