2020 J2第33節 FC琉球戦 得点者:山岸祐也(動画2分0秒~)

こちらは相手選手の目の前を抜け、味方選手の遠いほうの足へピタリ!サッカーよりもスペースのないフットサルで重視される意識と技術が詰まった完璧なパスであり、遠野はシチュエーションにおける100%の答えをピッチの上で出してみせた。

右側に相手選手を置きながら山岸が利き足である右足でフィニッシュできたのは、文字通り遠野の“アシスト”があったから。解説者が思わず「おお、良いボール!」と口にしたように、このパスが出せる選手は、日本代表レベルでも決して多くない。

「(田中)碧から良い縦パスが来て、最初はワンタッチで叩こうと思ったが、敵が来ていなかった。上手くターンして自分でシュートを打とうと思ったが、(小林)悠さんがすごく良い動き出しをしてくれたので、あとはそこに出すだけだった」と、小林の決勝点のシーンを振り返った遠野大弥。

ゴールに迫りながら、最後のところで「利き足側にパスを出していれば…」といった場面は、いわゆるパスサッカーで頂点に立った川崎フロンターレであっても珍しくない。そうした中で、遠野は昨季話題となったゴールだけでなく、アシストでも個のクオリティを出せる選手だ。

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名前の通り、ダイヤモンドのように眩いばかりの才能を持つ若きアタッカーが、いよいよ今週、日本サッカー最高峰J1の舞台に立つ。

2021 明治安田生命J1リーグ 開幕戦
川崎フロンターレvs横浜F・マリノス
2月26日(金)18:00キックオフ!

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