現役時代、静岡学園出身らしいスキルフルなプレーで観客を沸かせてきた狩野健太氏。

横浜F・マリノス、柏レイソル、川崎フロンターレ、徳島ヴォルティスでプレーしたのち、2020年7月に現役引退を発表。その後はプロサッカー選手を目指す子供らにプライベートのレッスンを行っていた。

そうしたなか、今年1月、狩野氏が川崎フロンターレのスクール・普及コーチに就任したことが発表された。

ちょうど、狩野氏自身のアパレルブランドについても新たなリリースがあったので、子供たちの育成や川崎フロンターレ、さらにはファッションについていろいろ聞いてみた。

中村憲剛氏は「サッカーの先生」

――狩野さんは2016年から2シーズン、川崎フロンターレでプレーし、今年スクールの普及コーチとして復帰しました。普及コーチに就任した理由を教えてください。

フロンターレのクラブ理念にはもともと共感できるところが多かったので、スクールスタッフをやらせてもらうことになりました。

――狩野さんにとってフロンターレはどんなクラブですか?

フロンターレは地域とのつながりをとても大切にしています。みんなで作りあげていこうというクラブとしてのやり方は、在籍させていただいている頃からとても素晴らしいと思っていました。

サッカーの部分でも、「止めて、蹴る」というところをとても大切にしている考え方なので、そういった意味でも自分の考え方ととても合うやり方だと感じています。