8月も半ばに差し掛かり、Jリーグの移籍市場がいよいよ閉まる時期となった。

半年に一度の恒例となっていたこのシリーズだが、今回は体調面から投稿を行わないつもりであった。だが市場が賑わうにつれて「やって来るかもしれない熱」が高まり、短編ではあるがこの夏も投稿させていただきたいと思う。

以前にもおそらく書いたが、夏の補強におけるコンセプトは「弱点をピンポイントに」。戦隊ヒーローにおける「ブラック」的な立場として、視聴率(=チーム力)をさらに上げるために一点集中で補強をするクラブが多い印象だ(もちろん、横浜FCのように急速にチーム力をアップしたいがために多くの外国人選手を獲得するクラブもありますが)。

今回は5名。選りすぐった「やってきそうな選手」をぜひご覧ください。

エンリケ・アウメイダ

Henrique Almeida

国籍:ブラジル
ポジション:FW
年齢:30歳
所属:フリー ※前所属 ゴイアス(BRA)

名門サンパウロの下部組織で育成されたストライカー。

メインポジションはCFだが、1.5列目やサイドでチャンスメイクも行えるマルチプレイヤー。身長は177cmとそこまで大柄ではなく、スピードで抜き去る選手でもないが、ゴール前やチャンス時の位置取りが上手く、高いサッカーセンスを持つアタッカーだ。

サンパウロ在籍時の2011年にはFIFA U-20W杯にカゼミーロ(現レアル・マドリー)やオスカル(現上海海港)らと共に出場し、優勝に貢献。自身もアレクサンドル・ラカゼット(現アーセナル)らと共に得点王を獲得したほか、ベストフィールドプレーヤーに輝いた実績を持つ。

その後は、母国ブラジルやスペイン、トルコ、ポルトガルのクラブへローン移籍したものの、伸び悩みが続いている。

現時点でJ入りの噂はないが、「かつての逸材選手」がブレイクした例はキリがない。また、フリーであるため、期限ギリギリでの加入も期待できる。現実的にはJ1下位~J2上位のクラブが獲得に動きそうだ。

【Jに来るかも知れない度】★★★

【Jで活躍するかもしれない度】★★★★