イタリア・セリエAの強豪として知られるミランとインテルが、クラブの買い取り手を探しているようだ。
『Il Sole 24 Ore』によれば、両クラブの状況は違うものの、オーナーがが経営権を手放したがっていることは共通しているそう。
インテルを所有しているのは中国の蘇寧グループであるが、新型コロナウイルスの影響によるダメージと、政府による他国投資への取締りを受け、資金難に陥っている。
すでにアシュラフ・ハキミやロメル・ルカクを売却しなければならない状況で、中国超級リーグの江蘇FCも解散させている。
そのため蘇寧グループはクラブの引き取り手を探しており、適切なオファーがあれば受け入れる準備があるようだ。
一方、ミランについては現在エリオット・マネージメントというヘッジファンドが所有している状況。
前会長のリー・ヨンホン氏が資金繰りに行き詰まったために所有権がエリオット・マネージメントに移ったという形だったが、その後クラブは成長を遂げた。
ヘッジファンドとしては「会社の価値を高めて売る」ことが仕事であり、チャンピオンズリーグ出場権を得た今期が「売りどき」だと考えているとのこと。
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ただ、いまのところ積極的に売りに出しているというほどのものでもないようだが…。