かつてチェルシーで長くプレーした伝説的DFジョン・テリーが、あの「消えた天才」を”これまで見た中で最も才能豊かだった選手”と語ったという。
アストン・ヴィラのコーチを辞めてからはフリーの状態が続いているテリー。『Daily Mail』によれば、今回「可能性を活かせなかった選手はだれ?」と聞かれて以下のように話したとのこと。
ジョン・テリー
「ロブ・ウォリーストンは、中盤やウインガーの選手で、非常に多くの能力を持っていた。
私は今も彼を知っているが、彼は精神的に自分自身をプッシュする能力を欠いていたんだ。
彼は17~18歳でトップチームに呼ばれてトレーニングをした。そしてルート・フリット監督は彼をカップ戦で起用することにした。
しかし、ロブは試合の前に電話をかけて『病気になった』と連絡したんだ。
我々は皆、病気になったり、世界の終わりに直面したような感覚になっても、試合でプレーすることを諦めはしなかった。
しかし彼はそれをしたんだ。2~3回もね。彼は精神的に試合に臨む準備ができていなかった。しかし能力に関しては信じられないほどのものがあったよ」
【動画】ケンブリッジ・ユナイテッドで決めたロブ・ウォリーストンのゴール
ロブ・ウォリーストンは1979年生まれで、チェルシーの下部組織で育成された選手。チェルシーでは才能が開花せず、ローン移籍でも結果を残せずに退団した。
その後はブラッドフォード・シティやケンブリッジ・ユナイテッドなど下部リーグのクラブを渡り歩き、キャリアの終盤にはノンリーグでアマチュアとしてプレーしていた。