18日に行われたアフリカネーションズカップ2021のグループステージ最終節、ギニア対ジンバブエ。

すでに敗退が決定しているジンバブエを相手に、ギニアは2-1と勝利。後半4分にリヴァプールのMFナビ・ケイタが素晴らしい弾丸ミドルを叩き込み、これが決勝点となった。

【写真】ナビ・ケイタ、右サイドから突っ込みつつすごいシュートを放つ

そして、この試合ではさらに大きな出来事があった。なんと大会の歴史上初めて「女性の主審がジャッジ」したのだ。

主審を務めたのはサリマ・ムカンサンガ。ルワンダ出身の35歳で、これまでオリンピックや女子ワールドカップなどを裁いたアフリカのトップレフェリーだ。

サリマ・ムカンサンガは1月10日のギニア対マラウィで「大会の歴史上初めて第4審を務めた女性」となり、そしてさらに主審としても記録を作ったのだ。

サリマ・ムカンサンガ

「我々はこれができることを世界に示したい。厳しいレベルで男性の試合をジャッジし、成功できることを証明できる。

競技規則は同じ。VARも同じ。これは素晴らしいチャンスです。私にも、他の女性のためにも。

我々は何かを成し遂げられる。他の女性たちが、私や女性の審判をサポートしてくれることを願っています」

サリマ・ムカンサンガは開幕前に『ESPN』のインタビューでこう語り、ジャッジへの意欲を示していたという。

このギニア対ジンバブエの試合のジャッジもつつがなく進められたよう。90分で合計6枚のイエローカードを提示したとのことだ。

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