――このオフ、南葛SCが多くの元日本代表やJリーガーを獲得したことはすごくインパクトがありました。こうした事例を見ると、クラブトークンは特にJリーグを目指すクラブにとって“加速装置”のような役割を果たしていると感じます。そのあたり、実感するものはありますか?

僕らがいたからというより、南葛SCがスゴイというのが正直感じるところです(笑)。

ただ、サッカーチームの多くは上昇志向を持っていますが、プラスしてビジネス志向のあるチームというか、感度の高い、新しい技術に対して積極的に様々な研究をしている。南葛SCはその代表的なチームの一つだと思っています。

今回、われわれもこれだけの選手が次々と獲得されていくことを非常に驚いていますし、それによってクラブトークンの価値も上がってきています。チームに対する期待値の表れというところはありますよね。

NFTのトロフィーは「まずはやってみることが大事」

――そうしたなかで、「第2回 FiNANCiE杯」が3月6日からみんなの鳩サブレースタジアム(鎌倉)で開催されます。フィナンシェは、昨年12月の第1回は協賛、そして第2回は主催という形で大会をかかわっています。なぜサッカーの大会を開催するようになったのでしょうか?

われわれが対象としているチームは、「リアルで楽しむ」という要素が大きいです。

人々が一番熱中するポイントはやはりリアルだと思いますので、そことデジタルやオンラインをいかに融合させて、今までにない体験を作っていくか。これが非常に大事だと思っています。

その中で今回、第1回大会で一緒に携わった鎌倉インテルさんから再びお話をいただきました。

われわれは特にサッカーの運営などのノウハウがあるわけではありません。声をかけていただき、鎌倉インテルさん自身もクラブトークンを発行されているので、一緒にオンラインとリアルを絡めた取り組みで盛り上げていきましょう、と。

ご提案に対して積極的に乗らせていただいたという形になります。