――今季の補強について。チョ・ヨンチョル選手や松本孝平選手、佐藤諒選手、樋口総選手、松浦航洋選手など主力が多く退団した一方、Jリーグのクラブや新卒の選手を多く獲得しましたね。

非常に若返ったチーム編成になっています。Jリーグでなかなか出場機会に恵まれず、契約満了になったり、あるいは期限付き移籍でティアモに来ているという選手が何人かいるんですが、「ティアモで結果を出して上のカテゴリーからオファーをもらいたい」「上をまた目指したい」と思っている選手が去年以上にいると思います。

去年結果を出した選手がJ3に2人(佐藤諒、松本孝平の2人が讃岐へ移籍)移籍し、そしてセレッソ大阪に新井晴樹が行きました。

チョ・ヨンチョルと松浦航洋に関しては、カテゴリーは下ですけども、他のチームから「欲しい」と思われる選手になって移籍していった。クラブとしてそういう実績を作れました。

大卒でプロになれずにティアモに入った選手、プロに一度はなれたけどもあまり出場することができず、でもまた上に上がりたい…と思っている選手たちがいます。今年は特に25歳以下の若手が多く、ここでもう1年頑張りたい!と思ってきてくれている選手ばかりです。

個人的なやりがいという意味では、昨年よりもさらにアップしている部分もあります。また他のクラブから欲しいと思われる選手をたくさん輩出できたらいいなと思います。

――若い選手が増えたという点で言えば、SC相模原から加入したベテランDF後藤圭太選手の役割は大きそうですね。

プレシーズンマッチの京都サンガ戦で先発出場していた後藤圭太

昨年末にB級ライセンスの後期講習を受けに行ったんですが、後藤圭太はそのグループのメンバーの一人でもあるんです。去年ティアモにいた市川(市川恵多、昨年限りで引退)という選手も同じグループで講習を受けていたんですよ。

なので僕はティアモの監督に就任する前、2019年のオフに前期講習を受けた時から面識があったんです。そして今年また一緒のチームで…監督を選手として仕事をするという、なかなか面白い巡り合わせになりました。

仲間にいい声をかけてくれて、非常にチームを引っ張っていってくれる存在です。うちのチームは、黒木(※黒木聖仁)が加入して30歳以上が6人。それ以外は25歳以下という構成です。

圭太は30歳以上の6人の中の1人で、ピッチ内外で若い選手にいい影響を与えてくれる存在です。プレーに関していえば、本当に頼りになるディフェンスリーダーが入ってきてくれたなという感じですね。

――プレシーズンで新しいチームを見て、どんなことを重点的に取り組みましたか?

新しい選手をしっかり把握して、その特徴を生かせるような配置や戦い方を考えて取り組んだプレシーズンでしたね。

若い選手が増えた分、運動量やアグレッシブさは特徴として去年と変わった部分かなと思います。どんどん運動量が多くなるような、そういうところは伸ばしていきたいです。

あとは、去年30点以上取った3人(チョ・ヨンチョル、松本孝平、佐藤諒)が抜けて、代わりに誰が取らなければいけないのか。去年あれだけ点が取れたのは、やはり個人個人の能力が高い選手がいたからですからね。違う選手が点を取らなきゃいけない。それは、今年も攻撃的なサッカーを目指す中で、選手たちに追求してきた部分ですね。