7大会連続でのワールドカップ出場を決めた日本代表。一時は予選突破も危ぶまれたが後半は6連勝で出場権を獲得した。
不調を脱する大きなポイントになったのが、ここ数年Jリーグで絶対的な王者として君臨している川崎フロンターレ勢の台頭だろう。
守田英正、田中碧、三笘薫、山根視来、谷口彰悟、旗手怜央、板倉滉といった辺りだ。
イニエスタ、チャビ、ブスケツ——バルセロナ勢を重用して世界の頂点に立ったかつてのスペイン代表のように、クラブでの成熟された連携を代表に使えればメリットになるのは間違いない。
ただその点について、FW上田綺世(鹿島アントラーズ所属)はオーストラリア戦後の取材でこんな反応を見せた場面があった。
上田綺世(日本代表FW)
「(三笘選手がゴールした場面。川崎勢の連携の中に入っていく難しさやイメージは?)
難しさみたいなものは感じてないです。(自分が出ていれば)僕は僕なりの動き方もたぶんあったと思うし。
別に川崎の形(型)にはめる必要はないと思ってます」
オーストラリア戦は守田、山根、三笘という新旧川崎勢の阿吽の呼吸によって決勝ゴールが生まれた。
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ただ上田は彼らの中に入っていく難しさは特に感じておらず、また自分なりの動き方もあるとしたうえで「別に川崎の形(型)にはめる必要はない」と鹿島のエースらしいプライドを覗かせていた。