山根視来

ガーナ戦では久保建英、堂安律との連携から鮮やかな先制点を奪った一方、自らのミスパスで痛恨の同点弾を招いてしまった山根視来。

ただ、東京五輪で奔放さが目立った久保・堂安と右サイドで見事な関係性を築くなど、攻撃面で味方をサポートする能力は日本人サイドバックで他の追随を許さないレベルだ。

懸念だった守備面も、自身初の南米勢やアフリカ勢との対戦で役割をきっちりこなした。

ワールドカップ本大会ではドイツ戦とスペイン戦ばかりが注目されるが、間のコスタリカ戦は堅守をこじ開けて必ず勝点3をものにしなければいけないゲーム。

この試合で山根の相手ブロックを崩す能力が絶対に必要であることを考えれば、6月シリーズを経て本大会メンバー入りは確実になったと言える。