半年後のカタールワールドカップに向けた強化試合として組まれた6月シリーズ4連戦。

森保一監督率いる日本代表は、パラグアイ、ブラジル、ガーナ、チュニジアと対戦し、2勝2敗という成績に終わった。

本大会への選考も兼ねた今回の代表活動。その中で評価を上げた選手を6名ピックアップした。

板倉滉

今回の代表活動で最大の収穫と言ってよいだろう。

今季ドイツ2部のシャルケ04でレギュラーとしてプレーし、1年での1部復帰に大きく貢献した25歳は、日本代表でもその力を遺憾なく発揮した。

「行くとき」と「行かないほうがいいとき」の判断力と対応力が向上したことで、危機管理の質が一段階上がったことは明らか。

ビルドアップでも繋ぐだけでなく運ぶ選択肢をしっかりと持てており、川崎フロンターレ出身らしく相手にとって何が嫌かを考える姿勢が常にうかがえる。

吉田麻也からポジションを奪う日は近いだろう。