マンチェスター・ユナイテッドはブラジル代表FWアントニの移籍についてアヤックスと合意に達したと発表した。
BBCによれば、その移籍金は9500万ユーロ(132億円)。500万ユーロのボーナスが発生する可能性があるため、総額では1億ユーロ(138億円)になりえる。
東京オリンピックの優勝メンバーでもある22歳のアントニは左利きのアタッカー。昨季までアヤックスを指揮していたエリック・テンハフ監督が獲得を熱望していたとされている。
そんなアントニがやったネイマールみたいなプレーがこれだ。
Outrageous control by Antony 🤤@AFCAjax | #UCL pic.twitter.com/ulMFji0kla
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) December 31, 2021
後方からのロングボールをジャンピングトラップでコントロール!
なお、ロングパスを出したのは、同じくアヤックスからユナイテッドに移籍したアルゼンチン人DFリサンドロ・マルティネス。ユナイテッドでもこんな展開が見られるかもしれない。
🇧🇷 This Antony performance was __________#UCL pic.twitter.com/QmoLtqc0PU
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 3, 2021
【動画】トラップだけじゃない!130億円アントニ、CLでやった右サイド切り裂きシーン
『BBC』によれば、オランダ人ジャーナリストのマルセル・ファンデルクラーン氏はこんな話をしているそう。
「あのベルト・ファンマルワイクも彼はスペクタクルな選手だと言っている。
相手ディフェンスを打開する必要がある時、彼は多くを生み出せる。オールド・トラッフォードにアシストやスペクタクルをもたらすだろう。
ただ、彼はテンハフ監督がこのチームに求めるプレッシングを本当にやれる選手なのか。そこには大きな疑問がある。フィジカル的にはオランダにしか慣れていないからね。
とはいえ、彼は個性を持った子でもある。ファヴェーラ(スラム街)の出身で厳しい環境で育ち、家族の面倒を見たいと思っている。
リサンドロ・マルティネスも言っていたようにそういう選手には『意思の強さ』があり、ピッチ上のどこでも闘いたい気持ちがある」
そんなアントニは右腕にタトゥーで彫るほど背番号39に思い入れがあり、一時は10番や11番への変更も断ったほど(その後、アヤックスでは39番から11番に変更)。
ただ、ユナイテッドではスコット・マクトミネイも39番に愛着を持っている。アントニの背番号は何番になるだろうか。