――最近、日本代表のFWには「スピード型」の選手が多いです。そのあたり、矢野選手はどう見ていますか?

それは今のサッカーや日本代表のスタイル、あるいはそういう選手が今海外にいて活躍しているという現状の中で、彼らが選ばれるのは当然なのかなと思います。

ただ、先日のブラジル戦(※0-1で敗戦)などを見ても、速さだけでは通用しない部分があるとも感じています。あのような相手からどうやって点を取るのかとなった時、ボールを前線で収めないとなかなか前へ運んでいけません。

そういった意味ではやっぱり「大型の選手」が絶対に必要だよなと僕は見ていました。

――そういうタイプで、今注目している日本人選手はいますか?

北海道コンサドーレ札幌の中島大嘉選手ですね。体が大きいだけではなくてスピードもありますし、すごくワクワクさせてくれるようなプレーをします。彼のような選手がもっと出てきてほしいです。

ああいった選手が例えばFWにいて、世界のトップのDFとどう戦っていくかは、日本がさらに強くなるためには大事なことかなと思います。

動画では他にも、2020年の栃木SC加入の経緯や、あのオーバーヘッド弾の解説、38歳となった今も活躍できている理由、さらには現在の日本代表や2010年ワールドカップの“サプライズ選出”など、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!

なお、フライブルクでの海外挑戦やサイドバックへのコンバートなどについて聞いた、インタビュー後編の動画もYouTubeの『Qoly公式Ch.』にて近日配信予定なのでこちらもお楽しみに(※インタビュー後編はこちら↓)

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