久保建英
中村俊輔と同じく、10代の頃から「天才」の名をほしいままにしてきた久保建英。
しかし2019年にレアル・マドリーへ加入して以降、どちらかというと成長速度は鈍化。度重なるローンでチームへの順応に苦労する場面ばかりが目立っていた。
そんな彼にとって、この夏のレアル・ソシエダへの完全移籍は一大転機になったといえる。
以前から久保を欲していたソシエダは、彼はFWの一角として起用。トップ下にダビド・シルバという世界的レフティが控える布陣で、久保は真価を発揮しつつある。
日本代表でも9月の親善試合、レギュラー組中心のアメリカ戦で左サイドとして先発出場。攻守に存在感を見せた。
堂安にもいえるが、プレースキックも得意なだけに、いまだ残る「中村俊輔の左足」の影を払拭するようなキッカーに成長していってほしい。