カタールワールドカップ開幕まで30日を切った。スペイン代表はグループステージで日本とも対戦する。
そうしたなか、マドリッドからカタールまでおよそ7000キロの旅に出ていたスペイン人ファンが行方不明になっているという。
『El Mundo』によれば、元パラシュート部隊員である40歳のサンティアゴさんはワールドカップを観戦するためにハイキングでの旅に繰り出したそう。
今年1月8日にマドリットを経ち、11月上旬にカタールに到着することを目指して、37,000人のフォロワーがいるInstagramでその旅を記録していた。
だが、10月2日以降、家族や友人との連絡が途絶えており、イランとイラク・クルディスタンとの国境付近で行方が分からなくなってしまったとのこと。
親友は「最後の話したのは10月1日。彼は自分の居場所を送ってくれたが、イランとの国境から5キロほどのイラク・クルディスタンにいた。政治的な問題から外国人である彼はイランで拘束されているのではないかと感じている」と話している。
イランでは政府の弾圧に対する抗議デモが広がっており、強硬策をとる政府との対立も続いている。
サンティアゴさんはサウジアラビアへの入国を諦めた後でイランへの入国を選択。最後の投稿では「その経験を諦めることはできず、ある家族と食事をした。食事をした後、子供たちが町の端までエスコートしてくれて、とても特別なハグをしてくれた。私は感動の涙を流しながら、イランが見える山へ辿り着いた」などと綴っていたが…。
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クルディスタン近郊は紛争が長く続いている地域もあり、リスキーだったと指摘する声もあるようだ。