“推し”を招聘することは簡単ではない

外国人に限らず、監督を招聘する場合は優先順位をつけたリストを作成し、上からオファーをしていく形となる。

ただこれまでの歴史を振り返っても、「引き受けてほしい」上位の人物が日本代表監督が引き受けてくれた例は少ないとみられる。

反町康治技術委員長が先日渡欧した際、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督に接触したことが現地で報じられた。相手にもキャリアがあるため、断られることは一度や二度ではないだろう。

やはり東アジアの日本から4年(※今回は3年半)という長期のオファーを受け、二つ返事で来てくれる有力監督はほとんどいない。とはいえ、代表チームを率いる大きな魅力の一つがワールドカップである以上そこまでを含めた契約でなければ選択肢はさらに狭くなる。

そうなった時に、リスト下位でもいいから何が何でも外国人監督にこだわるべきなのかは大いに議論の余地がある。