イングランド・プレミアリーグのブライトンは、昨年10月に引退したエノック・ムウェプをコーチとして雇うことを決断したようだ。
エノック・ムウェプはザンビア出身の選手で、2017年に19歳でレッドブル・ザルツブルクに引き抜かれた期待の若手だった。
南野拓実や奥川雅也ともともに戦い、2021年には活躍が評価されてブライトンに移籍。プレミアリーグでもデビューを果たしていた。
しかしながら昨年10月、代表チームに合流するための飛行機で体調を崩して検査を受けた際に心臓の稀な遺伝性疾患を抱えていることが発覚。
そのために選手としてのプレーを続けることが不可能となり、24歳という若さで現役を離れることを決断しなければならなかった。
そして、ブライトンは今回そのエノック・ムウェプをアカデミーのコーチとして雇うことを発表。今年から9歳以下のチームで指導を行うことになったという。
ポール・バーバー(ブライトンCEO)
「我々はエノックのセカンドキャリアを助けようと動いた。我々は彼をアカデミーのコーチとして迎え入れられることに喜びを覚えている。難しい時間を過ごした彼と、彼を支えてきた家族のために。
ピッチの内外を問わず、新しいスタッフを採用するときにはいつでもクラブの価値観に合わせてほしいと感じている。エノックはそれを完全に備えている。
彼がクラブの一員であり続けてくれることに興奮しているし、彼にはコーチとして大きな可能性があると思う」