ファイナンシャル・フェアプレー制度の罰則を避けるために違法な会計を行ったことが明らかになり、セリエAでの勝点剥奪処分を受けたユヴェントス。

『Mirror』によれば、さらに新型コロナウイルスによるパンデミック時の給与の支払いを巡って違法な会計が行われていた可能性があるという。それに関する文書は2022年3月23日にイタリア警察によって押収されたものだそう。

2020年、ユヴェントスはパンデミック時の収入減少に対応するために各選手と給与削減に向けた交渉を行った。

その際にはクリスティアーノ・ロナウドらを含め20名以上のコーチングスタッフや選手に給与の削減が行われたとされているが、実際は削減ではなく延期になっており、それは正しく年間貸借対照表に含まれていなかったという。

そこにはサッリ監督やキエッリーニ、ディバラ、ピャニッチ、ラビオ、ラムジー、ベンタンクール、キエーザ、ダニーロ、アレックス・サンドロ、クルセフスキ、デミラルらがその中に入っているそう。ただ、少なくともロナウドはそれら問題になっている秘密文書にサインはしていないとか。

クラブと共謀して違法会計や脱税に関与したとされた場合、選手は30日間の出場停止処分を受ける可能性があるという。

ただ、これはイタリア国内のみに適応されるため、もしロナウドのようにすでに国外へ出ている場合は当面問題にはならないようだ。

また、『Libero』の報道によればクリスティアーノ・ロナウドはこの延期された給与2000万ユーロ(およそ28.2億円)ほどを受け取っておらず、ユヴェントスに対して訴訟を起こすことを検討しているとも。

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なお、ユヴェントスにはまだ「帳簿とは違う額の取引が行われた際の代理人への手数料支払い」に関する問題があるとのことで、当局の捜査を受けているという。

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