セリエAで復活を目指しているユヴェントス。これまでの移籍取引で不正があったとして、イタリアサッカー連盟(FIGC)から勝点15を剥奪するなどの制裁処分を受けた。
現在3位のユーヴェだが、勝点15を剥奪された場合には10位に転落する。
FIGCの制裁は検察が要求していた勝点9の剥奪よりも厳しいものになっており、ユーヴェは不正を否定するとともに、控訴するとの姿勢を示した。
今回の制裁処分では、ユーヴェの前スポーツディレクターであるファビオ・パラティーニ(現トッテナム)に30カ月の活動禁止処分、アンドレア・アニェッリ前会長と現CEOのマウリツィオ・アリヴァベーネに2年間の活動禁止処分、現スポーツディレクターのフェデリコ・ケルビーニにも16カ月の活動禁止が宣告されている。
ユーヴェの現幹部・元幹部の合計11人に制裁処分が科されており、昨年11月に辞職したぺヴェル・ネドヴェド前副会長にも8か月の活動禁止処分が下されている。
昨年4月の段階では、ユーヴェはナポリら10クラブとともに無罪とされ、パラティーニやアニイェッリも無罪とされていた。
ただ、検察側はその判定に控訴を決め、昨年12月から捜査を再開。トリノで行われたユーヴェの財務に関する別の捜査で新たな証拠が見つかっていたためだった。
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ユーヴェは他クラブと比べて扱いに差があると不満をあらわにしているが、UEFAのファイナルシャルフェアプレーに違反した可能性でも調査に直面している。