情報入手先の関係者は誰か

移籍情報を簡単に書かせてもらえないことは、報道機関も重々承知している。そこで報道機関の記者たちはあの手この手で移籍情報を収集しようとする。この場合、情報を持っている人間と深い関係性を構築しなければならない。

ではよく移籍報道で目にする関係者とは誰なのか。これはおおよその話になるが、7、8割は選手仲介人いわゆる「代理人」から情報を得ていると思われる。

もちろん、選手本人、強化部などのクラブ関係者、クラブのスポンサー関係者、選手の血縁関係者、過去に選手を指導した指導者など情報のソース元は多岐に渡る。

新聞記者は情報提供者の秘匿と保護も重要な職務となるため、情報提供者を関係者という形で伏せなければならない。

また敏腕スポーツ記者になると情報ソースは国内だけではなく、海外のエージェント(代理人)、選手、クラブ関係者から情報を得る人物も少数いるため、掲載する選手がビッグネームになればなるほどし烈な競争を強いられる。