バイエルン・ミュンヘンからリヴァプールへ移籍したオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフ。

190cmという体躯を誇る彼は遠藤航のライバルになりえる存在だ。

アムステルダム生まれのフラーフェンベルフはスリナムにもルーツを持つ。

『Ajax Showtime』によれば、アヤックス時代にGravenberchという苗字の由来についてこう話していたそう。

「父が教えてくれたことがある。

先祖のひとりはスリナムの奴隷で、Gravenberchという名の所有者から自由を得た。

所有者や農場主と似た名前を与えられるのが普通だった。だから、Gravenberchなんだ」

スリナムはオランダの旧植民地。『NOS』によると、1863年に奴隷制が禁止された際、奴隷として扱われていた人達に名前を一斉に与える必要性が発生したという。

その際、多くの人が思いつかなかったことから、農場主や役人がその場で名前を考えるケースが多かったそう。多くの場合は、元雇用主のヨーロッパ的な名前や地名、オランダ語を組み合わせた空想的な名前が転訛したものだったとのと。

【関連記事】遠藤航はどうなる!リヴァプールを支えた近年の最強ボランチ5人

そのため、オランダ在住のスリナムやアンティル出身の人達の名前が植民地時代のものならば、それを自由に変えることが認められるべきだという声もあるそう。

【厳選Qoly】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2024-25年/MF・DF・GK編)