試合後、レイラック滋賀FCで初の公式戦指揮となった菊池利三監督は以下のように話していた。

菊池利三

「本当に残念な結果でした。失点の場面を振り返ればとてももったいないものでしたが、サッカーは相手もゴールを目指し、そして失点を逃れようとするもの。

それがサッカーの本質ですので、あと1点を取るためにこじ開けられなかったことは次への課題だと思いますし、これが今のチーム状況です。それをもっと突き詰めて選手を成長させるところが大事だと思います。

就任以降に選手たちとミーティングで共有していたのは、今から大きく何かを変える、戦術的なものをチェンジするというのはリスクしかないという点です。

今まで寺峰監督とともにコーチという立場で積み上げてきたものを継続する中で、サッカーを突き詰めて、磨き上げていく。

中断期間に新しい選手を補強していただきましたし、もっといいパフォーマンスを、そして見ている人がワクワクするような試合をしたい。

中断期間の前には相手のペナルティエリアに入っていく回数が少なかったので、その点についてはこれからもっとトレーニングで積み重ねていきたいです」

JFL残りが11試合という状況で迎えた初指揮の試合。戦術的な変更によるリスクを抱えないようにしながら、よりゴール前に入っていくプレーを増やしたいと考えているとのことだ。

今季でのJリーグ参入に向けては2位以内に入ることが条件の1つとなっている。2位のソニー仙台FCは試合数が1つ少なく、現状の勝点4以上の差がある状況だ。

レイラック滋賀にとってはこれからの10試合は1つも落とすことができないもの。新体制で攻撃面を改善させ、勝利を重ねることができるだろうか。

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JFL第21節、レイラック滋賀FCは9月16日に岡崎市龍北総合運動場でマルヤス岡崎とのアウェイゲームを戦う。キックオフは午後3時の予定だ。

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