佐賀県で開催されている全国社会人サッカー選手権大会(全社)は23日、準々決勝4試合が行われた。

試合結果は以下の通り。

ジェイリースFC(九州) 1-3 ジョイフル本田つくばFC(関東)

FC刈谷(東海) 5-0 KMGホールディングスFC(九州)

ヴェロスクロノス都農(九州) 0-1 アルテリーヴォ和歌山(関西)

FC徳島(四国) 2-1 FC延岡AGATA(九州)

4チーム残っていた九州勢がなんとすべて敗退。明日24日に行われる準決勝のカードはこのようになった。

ジョイフル本田つくばFC vs FC刈谷

アルテリーヴォ和歌山 vs FC徳島

全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)への“登竜門”としても大きな注目を集める全社。上位4チームがJFL昇格をかけた地域CL出場の対象クラブとなる(最大3枠)。

準決勝進出4チームのうち、アルテリーヴォ和歌山とFC徳島はそれぞれ関西1部リーグと四国リーグを制して出場権を獲得済み。よって残りのジョイフル本田つくばとFC刈谷が2枠を確保した。

余った1枠は、地域リーグ上位の「輪番枠」として今年は東北2位のコバルトーレ女川が対象となっていたが、今回の全社でまさかの1回戦敗退に終わった関東2位の栃木シティFCが「百年構想枠」の行使を表明。

各地域リーグ優勝(9チーム)と全社ベスト4(今年は上記の通りジョイフル本田つくばとFC刈谷の2チーム)で12チームに満たなかった場合、「Jリーグ百年構想クラブ」でかつ各地域リーグ2位であれば、一度だけ地域CL出場の優先権を得ることができる。

準々決勝の結果を受け、栃木シティのオーナーである大栗崇司氏は早々にその権利の行使を宣言。田中パウロ淳一や表原玄太、工藤浩平ら元Jリーガーを多数擁するチームが“最後の椅子”に滑り込んだ。

これにより、今年の地域CL出場は以下の12チームに決まった。

  • BTOP北海道(北海道1位)
  • ブランデュー弘前FC(東北1位)
  • VONDS市原FC(関東1位)
  • 福井ユナイテッドFC(北信越1位)
  • wyvern(東海1位)
  • アルテリーヴォ和歌山(関西1位)
  • 福山シティFC(中国1位)
  • FC徳島(四国1位)
  • ヴェロスクロノス都農(九州1位)
  • ジョイフル本田つくばFC(関東5位/全社)
  • FC刈谷(東海2位/全社)
  • 栃木シティFC(関東2位/百年構想)

2023年の地域CLは、12チームが3グループに分かれて行われる1次ラウンドが11月10日~12日に宮城県、滋賀県、宮崎県で開催。

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1次ラウンドを勝ち抜いた4チームによる決勝ラウンドが11月24日~28日に栃木県で開催される。

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