日本女子フットサルリーグに必要なもの、そしてW杯に向けての課題
まず先に行われたのはSWHレディース西宮の会見。出席したのはキャプテンの尾川奈緒選手と、上久保仁貴監督だ。
日本代表選手としてもプレーする尾川奈緒選手は、今の女子フットサルリーグとW杯の創設をどう思っているのか。ワールドカップ創設による影響を伺ってみた。
尾川奈緒
「フットサルをしている選手であれば、誰でも目指しているところは日本代表です。その競争はもっと高めるべきだと思います。
それをアピールするのがリーグの試合になると思うので、選手としてはそこで力を証明していきたいです」
上久保監督は、福井で3試合が行われるという一種不思議なレギュレーションやこれから求められることについて以下のように話していた。
上久保仁貴
「我々としては関東に行くよりも福井に行くほうが近いですし、車でのアクセスもいいですし、福井丸岡RUCK出身の高尾選手もいますので、あまりアウェイ感はないですね。
そういう意味では我々にとってとてもポジティブですね。あまり関東ばかり行きたくはないので(笑)
リーグは正直「一強」で、ここ数年は常に浦安がチャンピオンになっている状況です。我々も含めてですが、そこにもっと色々なチームが絡んでいかなければいけない。
どこのチームが優勝してもおかしくないという環境づくりは必要なのかなと。リーグ全体のレベルが上っていかなければいけない。
日本代表のメンバーを見ても、どうしても(浦安に)偏っている部分がある。もっといろんな色を持った選手が集まれば、日本の強さをより出せる。各チームがもっとレベルアップする必要がありますね。自分たちも含めて」
以前はアルコイリス神戸、そして現在はバルドラール浦安ラス・ボニータス。一強の状態になりがちなリーグになっているため、よりほかのチームとの競争や緊張感を高める必要があると感じているそうだ。