順風満帆なシーズンに潜む暗い影

いわきにとって初のJリーグは、岩渕にとっても順風満帆なシーズンだった。リーグ戦31試合10得点5アシストと素晴らしい活躍を見せて、個人でも6月の明治安田生命JリーグKONAMI月間J3MVPに選出された。チームも優勝してJ2昇格を果たすも、リーグ終盤戦に落とし穴があった。

――最初のシーズンを振り返って31試合10得点5アシスト、J3優勝と素晴らしい成績です。Jリーガーとしての最初の1シーズンは振り返っていかがでしたか。

すごく充実したシーズンでしたし、正直こんなにできると思っていなかった。びっくりというか、うれしいよりかは「こんなにできるんだ俺」と思っていました。

――得意ポジションではない右ウイングでの活躍。いままでと違うポジションでやってここまで結果を出しましたから、練習などに工夫はありましたか。

いい意味でいうと、色んなポジションをできることが自分の中では多少武器ではあると思います。

臨機応変に対応できるところも良さではあると思う。一つのポジションしかやりたくないといったプライドは全然ないです。1番は去年の監督だった村主さんに出会って、ずっと4-4-2の右サイドで1年間通してスタメンで使ってもらって、右サイドバックに理久がいることが1番だったと思います。

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