日本サッカー協会(JFA)とオフィシャルサプライヤーであるadidasの新たな取り組みとしてスタートした「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」。

心身の成長著しい育成年代の選手に充実した環境と世界基準のトレーニング機会を与え、「世界基準の選手」に育てることを目的に実施される。

育成年代の選手を対象にした今回の興味深いプロジェクトについて、日本代表の森保一監督とJFAユース育成ダイレクターの影山雅永氏、そしてアディダスジャパンの山本健氏はそれぞれ以下のように語っている。

SAMURAI BLUE(日本代表)監督 森保一氏

「アディダスさんとのプロジェクトを経て、サッカー文化が日本に根付いていくこと、サッカーを通して選手が成長していくことを共創できればと思っています。

若いうちから海外経験を積むことでサッカー面・生活面で本当に多くのことを吸収できると考えているので、本プロジェクトを通して、選手の成長の機会をいただけたことは本当に素晴らしいことだと思います。選手には新しい環境でチャレンジした経験を大切にしてもらいたいですし、今後の成長に繋げてほしいと考えています。

具体的には、技術面・フィジカル面・コミュニケーション面でどのように自分らしさを出していくのか、環境に順応していくのかを自分自身で感じて、考えて、最終的に出国前より帰国後の自分が成長していてもらえると嬉しいです」
JFA ユース育成ダイレクター 影山雅永氏

「まずは、日本の可能性を秘めた育成年代の選手に対し、このような素晴らしい環境を整えていただいたアディダス ジャパン様へ深く御礼申し上げます。

皆様ご存知の通り、日本代表チーム、そして選手たちの最近の活躍は目を見張るものがあります。プロとしてJリーグで活躍すること、そして海外でプレーするという夢を各自が持って育ち、現在では多くの海外でプレーする選手たちで代表チームが組織されるまでになってきています。

我々JFAは育成年代の代表チームを作って海外への遠征を行いますが、極東に位置する島国の日本にとってはインターナショナルな経験は欠かせません。ただ、その回数は限定的で、遠征時にも皆で同じホテルに泊まり、ホテルとスタジアム、練習場の往復が活動のほとんどです。

先輩方の活躍を見ることによって若い選手が刺激を受け、海外にチャレンジする年齢がより若年化してきている昨今、代表チームとしての海外遠征以外にいかにインターナショナルな経験を積む機会を作れるか、それに対しJFAとしてどのような貢献ができるのかを考えてきました。

海外でプレーをするということが決して容易ではないことは想像に難くないと思います。今回行う真の海外経験としての個人留学は、現地のチームメイト・スタッフとも対等に会話し、それを理解する必要があり、プレーの面でもより高いインテンシティに対応し、現地の食事の中でそれに耐え得るカラダ作りをすることが求められます。

我々としては、今回のこの貴重な経験をアディダス ジャパン様のご支援のもと、より中長期的に継続することで、海外でプレーするイメージを具体的に描け、自信を持ってチャレンジできる、そんな逞しい選手を育てていくことを実現したいと考えています」