デンマーク1部の強豪FCコペンハーゲンとキットサプライヤーのadidasは4日、限定版の120周年記念ユニフォームを発表した。

FC Copenhagen 2023-24 adidas 120th Anniversary

FCコペンハーゲン 2023-24 adidas 120周年記念 ユニフォーム

デンマーク1部リーグで優勝15回を誇るコペンハーゲンだが、実は1992年に創設されたまだ歴史の浅いクラブ。

今年で31年目を迎えたFCコペンハーゲンがなぜ120周年記念ユニフォームなのかというと、これは母体となった2つのクラブのうちの一つである「ボルドクルベン1903(B1903)」の120周年を祝したものだ。

FCコペンハーゲンは地元で活動していた2つのクラブの“トップチーム”を統合して誕生した背景を持つ。その片方で今回の主役であるB1903は、1部リーグ7度の優勝を誇り欧州カップ戦にも出場する強豪チームだった。

誕生したばかりのFCコペンハーゲンが初年度から1部リーグに参加できたのは、B1903が所持していたクラブライセンスを使用したからである。つまりB1903が存在したからこその、現在の強豪FCコペンハーゲンということになる。

今回のキットデザインは“原点”に敬意を表して、B1903が使っていたブラックとホワイトのストライプ柄を採用し、背面にはB1903のエンブレムを付ける。なお、統合したのはトップチームのみで、B1903自体は現在も存続している。

FCコペンハーゲンのユニフォームといえば、かつてはビールブランド「Carlsberg(カールズバーグ)」の胸スポンサーロゴが有名だった。2021シーズンを最後に胸スポンサー契約は終了したが、以降は左袖に場所を変えてロゴ掲出を継続している。

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今回のキービジュアルには3人の男性が登場しているが、実は全員が1992年にB1903からFCコペンハーゲンへと移った元選手。両方のクラブを知るレジェンドだ。画像左のミカエル・マニケが最も有名かもしれない。

この120周年記念ユニフォームはB1903のクラブ名と同じ1,903着限定で発売となったが、瞬く間に完売となった。

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