鹿島アントラーズは19日、セルビア1部リーグのTSCバチュカ・トポラより完全移籍で加入することがクラブ間合意していたDFヨシプ・チャルシッチについて、来日後に実施したメディカルチェックの内科検査において問題が確認されたため、双方合意のうえで正式契約を結ばないことになったと発表した。
選手との協議により、検査の詳細公表は控えるという。
チャルシッチは1993年10月11日生まれの30歳。クロアチアのスプリトに生まれ、地元の強豪ハイドゥクのアカデミーからディナモ・ザグレブへ移り、プロとなって以降はクロアチアやスロベニアでプレーしてきた。
187cmのセンターバックは、2021年に加入したTSCでレギュラーとして活躍。今季就任したランコ・ポポヴィッチ監督のもとで鹿島が獲得に動き、今月8日に「ヨシプ チャルシッチ選手 完全移籍加入 クラブ間合意のお知らせ」というリリースが出されていた。
その中で「日本で最も多くのトロフィーを獲得しているクラブ、鹿島アントラーズの一員になることができてとても光栄ですし、誇りに思います。クラブの目標であるタイトルを獲るため、全力を尽くします。よろしくお願いします!」と意気込みを語っていたチャルシッチだが、思わぬ形で移籍は破談となってしまったようだ。