V・ファーレン長崎は19日、ブラジルのサントスならびにファビオ・カリーレ監督、レアンドロコーチ、デニスコーチおよびセザールコーチに関して、国際サッカー連盟(FIFA)に提訴することを決定したと発表した。

長崎は昨年12月4日にカリーレ監督との契約更新を発表したが、その後、初の2部降格を喫した名門サントスがカリーレ監督の復帰を発表。いわゆる「二重契約」の状態となっており、1月12日には両クラブが会議を実施し、その場でサントスは長崎に謝罪をしたという。

しかし、カリーレ監督の契約を解除するための違約金に関して、サントス側はクラブの財政事情から減額を要請。長崎がこれを固辞した結果、直後にサントスはカリーレ監督の就任に関する公式リリースを行い、その中で長崎との契約が未締結であるかのように言及していた。

今回、長崎は「2023年12月20日(水)から現在に至るまで、サントスFCならびにカリーレ監督およびコーチらへ、再三正式な契約手続きを進めることを求めて、友好的な解決を目指しておりました。1月13日(土)に弊クラブからリリースをして以降も、サントスFCへ誠実な対応を求め、友好的な解決を呼びかけておりましたが、未だに明確な回答はなく、正式なレターが届いておりません。よって、これ以上協議を続けても、当事者間による解決は不可能と判断いたしました」と表明。

「今後のV・ファーレン長崎ならびに日本サッカー界のためにも、正式に国際サッカー連盟(FIFA)へ申立てることといたしました」としている。

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今後は、進展があり次第報告するとのこと。サントス側の対応に関わらず問題の解決に向けて物事が前進していくことを期待したい。

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