昨年夏のマーケットでジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョをサウジアラビアに放出し、5200万ポンドの売却益を得たリヴァプール。
中盤の選手が一気に抜けるという状況で不安視され、ジュード・ベリンガムやモイゼス・カイセド、ロメオ・ラヴィアというビッグネームの守備的MFの獲得にも失敗した。
しかしながらその穴埋めとなる補強が成功し、現在はイングランド・プレミアリーグで首位をひた走ることに成功している。
ユルゲン・クロップ監督は先日ファンイベントで「カイセド獲得失敗は運が良かった」と話していたそうで、そのコメントが大きな話題になった。
『Independent』によれば、そのコメントの真意について聞かれたクロップ監督は以下のように説明したそう。
「我々はジュード・ベリンガムに興味を持っていたが、それは実現しないだろうと悟っていた。
そしていわゆる『背番号6』の市場価値は上昇していた。我々の背番号6(ヘンダーソン、ファビーニョ)が退団した。市場は加熱した。我々はカイセドを獲得できるかもしれないと考えた。
ただ、彼はすでにチェルシーやポチェッティーノとの間で感情的な合意を持っていた。ロメオ・ラヴィアも同じだった。彼なりの理由がそこにあった。
そして、その後我々は最高の解決策を見つけたんだ。それが私の言いたいことだ。『我々は幸運だった』。遠藤航を見つけたからだ。
私の頭の中にはステファン・バイェティッチのことがあった。彼がどれだけ長い間欠場するのかわからなかった。マッカ(マカリステル)がそこでプレーできることは分かっていたし、ドム(ソボスライ)もいつもチェックしていた。
我々は幸運だったと言ったわけは、『もしこれが上手く行かなかったらこうしよう』というシナリオが全てうまく行ったという意味だ」
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リヴァプールは昨年夏のマーケットで中盤の選手を一気に失ったため、今季の開幕に向けてかなり不安視されていた。
しかしながらマカリステルに加えてソボスライ、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフと獲得した全員が戦力になっている。
ベリンガムやモイゼス・カイセド、ロメオ・ラヴィアらビッグネームは獲得できなかったものの、それらのセカンドチョイスがとても上手く行ったようだ。